爆笑問題の太田光(52)が、財務省の福田淳一事務次官(58)のセクハラ問題をめぐり、女性記者の取材活動について「女を武器にすることだってしたたかにやっていいと思う」との考えを述べた。

 24日深夜放送のTBSラジオ「爆笑問題カーボーイ」では福田氏のセクハラ問題を取り上げ、「福田っつーのはバカですよ。だって、記者に向かってあんなこと言ったら、そりゃ足元すくわれるに決まってるんだから」とバッサリと切り捨てた。

 福田氏のセクハラ疑惑はテレビ朝日の女性記者が週刊新潮で告発したことで明るみに出た。太田は「あのケースがそうだっていうわけじゃない」と前置きした上で、「記者っていうのはスクープをとるために、女を武器にすることだってしたたかにやっていいと思う。それは男社会に対するカウンターだからね」と持論を展開した。

 「そういうケースも絶対あるんですよ。会社がそういうキレイな子をわざと行かせて口を割らせる、口を軽くさせるみたいなことは実際にあるし。それをわかっててやってる女性記者っていうのも、したたかで俺は立派だと思う」と太田。「問題は日本の政治家、特に重要なポジションに就いてる政治家が男ばっかりっていうそこが問題」と指摘した。

 さらに太田は「ブン屋なんてのはさ、言ってみりゃ酸いも甘いもやってるわけですよ。きれい事だけじゃ済まない世界っていうのは覚悟してやってる女性だっているわけ」と私見を述べ、「だからそういう意味で言うと、一番良いのは社会が男と女が本当に同じくらい、『女性活躍』って言うんだったら重要ポストにもっと女が入ってるべきで。そうしたら事態は変わりますよね」と、セクハラ撲滅への考えを語った。