優香(37)が26日、東京・池袋芸術劇場プレイハウスで明日27日から始まる喜劇舞台「酒と涙とジキルとハイド」(三谷幸喜氏演出、5月26日まで)のプレスコールを行った。14年の初演から、4年の時を経ての再演。「階段の上り下りがツライ」とぼやくと同時に、喜劇作品にもかかわらず観劇した夫青木崇高(38)が号泣したことを明かした。

 優香にとって4年前の同作は初めての舞台作品だった。三谷氏の手掛ける舞台が再演されることはめったにないが、このたび台湾国際芸術フェスティバルに招待されたことを受け、再演が決まった。3月末から4月上旬にかけては、台湾公演を行った。1500人の劇場が全公演で満席の大盛況だったという。

 台湾公演の話を振られた三谷氏は、優香を見て「夫(青木)の話をしてもいいですか?」とニヤリ。「台湾に(優香の)夫が来てくれたんですよ。ボロボロ泣きながら楽屋に来られたけど、でも、泣く芝居じゃないんです」と明かすと、爆笑が起こった。

 三谷氏によると、青木は「日本のお芝居がこれだけ台湾で受けて、そこに自分の奥さんが出られていることに感動した」とのこと。優香は「びっくりしました。どこで泣いたんだろう?って。後々、その話を聞いて感動して、2人でうるうるしていました」。一部始終を目撃した三谷氏は「大事にしてあげてくださいね、あの人はいい人ですよ」と笑っていた。

 主人公のジキル博士を演じる片岡愛之助(46)の妻藤原紀香(46)も、台湾公演に訪れたという。愛之助は「笑う芝居なんですけど、うちの妻も帰ってきたら目が赤くて。台湾の方の盛り上がりが尋常じゃなくて、感動したそうです」と明かした。

 プレスコールには共演の藤井隆(46)迫田孝也(41)も出席した。藤井の妻乙葉(37)は、まだ舞台を見ていないとのこと。