明石家さんま(62)が司会を務めるフジテレビ系のトークバラエティー番組「金曜プレミアム さんまのまんま春SP」(27日午後7時57分)に今年のR-1ぐらんぷりで優勝した盲目のお笑い芸人、浜田祐太郎(28)が出演する。優勝直後のインタビューでは「さんまのまんま」への出演を熱望していた。わずか1カ月半で夢がかなった。

 4月上旬に東京都内のスタジオで行われた収録では、浜田がゲストの樹木希林に合流する形で登場した。部屋を訪れた浜田を玄関まで迎えに行ったさんまは「手をつなげばええのか?」と左手をとり、ソファまで誘導した。「なんで俺が後輩の道案内せなアカンねん!」と、さんまらしい言葉で歓迎した。

 漫談を披露することになった浜田は「大ベテラン2人の前でやりにくい」と話すと、さんまは「永久保存版で、帰ったら、見~よ!」とふると、浜田は「見ます!いや、見えへんねん!」と返すなど、軽快な掛け合いを見せる場面も。

 浜田が漫談を終えると、さんまは「頑張った!頑張った!やりにくかったやろ~」。樹木は「存在そのものがあるから…」とアドバイスを送ると、浜田は「こんないいアドバイスを初めていただきました」と感激した。

 収録後、浜田は「めちゃくちゃ緊張しました。今までに感じたことのない緊張感でした」と話し。初対面のさんまの印象について「テレビで聞いていた通り、本当に明るくて面白くてパワーがあって…という感じで、かっこよかったです」と興奮気味に話した。

 同番組の出演を熱望した理由として「お笑い界のトップランナーの人たちが、視覚障害のあるお笑い芸人をどう回すのか、すごく興味がありました。トップランナーであるさんまさんと1対1のトークになる『さんまのまんま』であれば、さんまさんの流れみたいなものが一番分かると思いました。いろいろと勉強になりました」と感想を口にした。