TOKIO城島茂(47)が28日、メインパーソナリティを務めるテレビ朝日系「週刊ニュースリーダー」(土曜午前6時)の冒頭で、強制わいせつ容疑で書類送検された同グループのメンバー、山口達也(46)について謝罪した上で、怒りをにじませた。そして「メンバーも、私自身もまったく山口本人からこの件を聞いてなかったので、グループのリーダーとして恥ずかしい限りです」と頭を下げた。

 山口が開いた謝罪会見について「どういうことを言うのか見ていましたけど、正直、この件に関して、まず自覚がない。何を考えているんだというのはもちろん、(事件について)メンバーも何も聞いておらず、メディアなどを通して知り、そして、会見を通して知ることが多かったので、まずは、何を言っているんだ、という気持ちでした」。また山口が「甘い考えかも知れませんが、もし待っていてくれる私の席がそこにあるなら、またTOKIOとしてやっていけるなら」とグループ復帰を希望する言葉を口にしたことについては「あり得ないですよね。普通にあり得ない」と突き放した。そして「まず被害者の方、そのご家族の方に対しての謝罪の念があれば、(グループに)戻ってきたいとか、そういうことは、まず言えないと思う」と厳しい見方を示した。

 山口は会見でメンバーに対する思いとして「今、彼らが(自分に対して)何を思っているのか、どう思っているのか」と話していたことについても、「それをテレビを通して言うことじゃなくて、まず最初に、こういうことになる前に、他のメンバー4人、会社に『こういうことになりました』『申し訳ございませんでした』と言うのが筋じゃないかと普通に思います。何も言わず、会見でその気持ちを吐露する、言ってしまうところに、30年一緒にやってきたのかという思いです。裏切りですよね。リーダーとして、30年連れ添ってきたメンバーとして、あり得ないと思う。筋を通す男だと思っていましたが、一番筋を通していない」とあきれ果てていた。そして「(仲間として)声を掛ける以前の問題。まずは自分の犯したことに本当に向き合って欲しい」と反省を促していた。

 前日27日には同グループの国分太一もTBS系「ビビット」の中で、山口がグループ復帰への思いを口にしたことについて「23年間、一緒に走ってきたからこそ、そんな甘えた言葉は、山口からは、聞きたくなかった。それよりも、被害に遭った人、そしてその家族が、普段の生活に戻れる、そこに関してもっともっと語って欲しかった」と厳しい口調で叱っていた。