米俳優ニコラス・ケイジ(54)が、映画「愛のむきだし」(08年)などで知られる園子温監督がメガホンをとる初の英語作「プリズナー・オブ・ザ・ゴーストランド」に主演することが明らかになった。

 「愛のむきだし」がベルリン映画祭で国際批評家連盟賞を受賞するなど海外で高い評価を得ている園監督が手掛ける同作は、文明崩壊後の世界を舞台にしたアクションスリラーで、ケイジは悪名高き犯罪者を演じるという。ケイジ演じるヒーローは、闇の超常世界に拉致された少女を見つけるため送り込まれる役柄。

 ケイジは2016年に着物姿の謎の日本人女性とデートする姿が目撃され、最近も新作映画「プライマル」を撮影中のプエルトリコで日本人女性とデートする様子が目撃されるなど、日本好きで知られている。最近のインタビューでは、「俳優業を続けるのはあと3、4年」と語り、俳優を引退した後は監督に転身する意向を示している。(ロサンゼルス=千歳香奈子)