タレントのフィフィ(42)が、アメリカンフットボールの日本大と関西学院大の定期戦で起きた悪質タックル問題で、反則行為をした日大選手側の立場もおもんぱかり、原因究明に向けて「警察が介入しないきゃいけないくらい」だと私見を述べた。

 日大の内田正人監督は19日、騒動後初めて公の場に姿を見せて釈明。「全て私の責任」だとしてアメフト部監督を辞任すると表明したが、問題のプレーについて監督の指示があったのかという質問には、文書で回答するとして明言を避けた。

 フィフィは21日放送のフジテレビ系「バイキング」に出演。自身が被害を受けた選手の親の立場だったらと仮定した上で、今回の問題が起きた原因を究明するためには「私はあえて刑事事件にする」との考えを示した。

 フィフィは内田監督が日大常務理事などの役職については辞意を表明していないことに触れ、加害者である同大選手に対する調査に何らかの圧力を加える可能性もあると指摘。真相が明らかにならない状況が続くことで「彼ら(加害選手)も苦しんでいると思うんですよ」とし、「あえて訴えることで加害者側も救ってあげたいと思う。今の状況は、第三者委員会がどれだけ機能するかわかないけど、ちゃんとした調査というか、警察が介入しないきゃいけないくらい。だってこれ、暴行ですもん」とコメントした。

 またフィフィは、今回の問題について「(批判が)内田さんだけに集中するけど、今一番おかしなことをやっているのは日大だと思う」と日大の対応を批判。「日大は自分の大学にドロを塗りたくないんであれば、この人(内田監督)は教育者としておかしいんだから、常務理事から外さなきゃいけない。これを野放しにしている日大の姿勢っていうのは非難されても仕方がない」と述べた。