NHK木田幸紀放送総局長の定例会見が23日、東京・渋谷の同局で行われた。

 元TOKIO山口達也さん(46)の不祥事によりEテレ情報バラエティー「Rの法則」が打ち切りとなったことを受け、ジャニーズ事務所もしくは山口さん本人への損害賠償を検討している件の進捗(しんちょく)状況について「NHKの中で精査、調整を進めているところ」と話した。事務所との話し合いの内容については「お話しすることは差し控えたい」とした。

 後番組に関しても「現場にいろいろ検討してもらっているところ」。「Rの法則」と同様、中高生や10代に見てもらう番組を開発中という。

 「Rの法則」の終了について、木田総局長は「ひと言でいえば大変残念」。また「内容的に行き詰まってマンネリ化したとか、見ている人とのズレが生じて終了したというのはよくあるが、このようなことで番組が終了するのは残念のひと言に尽きる。制作、スタッフも同じ気持ちだろうし、番組を応援していただいた皆さんに大変申し訳ない。こういう状況では番組を継続するのが難しいという判断だった」とした。