青学大陸上部の原晋監督(51)が、日大アメリカンフットボール部の内田正人前監督(62)と井上奨コーチ(30)が行った会見の内容に「腹立たしくて、腹立たしくて……」と憤った。

 内田前監督と井上コーチは、日大選手が悪質な反則で関西学院大の選手を負傷させた問題について、23日に都内の同大本部で会見を開いた。関学大の負傷したクオーターバック(QB)や関係者へ謝罪の言葉を何度も繰り返したが、反則プレーの指示については否定した。そのほかにも、日大選手が前日に開いた会見で語った内容を否定する発言が相次いだ。

 原晋監督は24日放送のTBS系「あさチャン!」に出演。内田前監督らの会見を受け、同じ指導者としての立場から「大学の教育方針とか育成方針、あるいは監督、コーチのマネジメント手法についてとやかく言うつもりはない」とした上で、「ただ、監督さんたちは学生のことを本当に向き合って指導しているのかな、ということに対して腹立たしさを感じた」と率直な思いを語った。

 さらに原監督は、日大選手が22日に開いた会見に内田前監督ら日大関係者が同席しなかったことについても「なんで学生1人で会見させるの?」と疑問を呈し、「それを受けて今度は指導者が会見している。なんで学生と対決しているの? というのが本当にもう腹立たしくて、腹立たしくて、いかんですね」と怒りをにじませた。