テレビ朝日系で6月2日放送のドラマ「おっさんずラブ」(土曜午後11時15分)最終第7話で、田中圭(33)と吉田鋼太郎(59)が、男同士の結婚式を演じる。その場面写真が28日、公開された。

 第6話では、田中演じる春田創一が、林遣都(27)演じる天空不動産東京第二営業所の後輩で交際中の牧凌太から「春田さんと一緒にいても苦しいことばかり…別れましょう。俺、春田さんのこと好きじゃないです」と別れを告げられる。そして1年後、吉田演じる部長の黒澤武蔵と同居しているシーンで終わった。

 第7話では、黒澤が多数の人を集めてダンスなどをして、結婚式を盛り上げるサプライズとして昨今、人気の「フラッシュモブ」を仕掛け、春田にプロポーズ大作戦を実行する。黒澤は、ミュージカル顔負けのド派手なフラッシュモブを展開し、一張羅に身を包み、軽快に踊りながら、春田に歩み寄る。「ええええーっ、何なに!?”」と驚きながらも、つい一緒に踊ってしまう春田に、黒澤がジェントルに片膝をついて求婚。そして、春田と黒澤がバージンロードを歩くシーンが…。それが黒澤の妄想なのか、現実なのかは放送当日までのシークレットだ。

 田中と吉田は、フラッシュモブも男同士の結婚式も初体験だった。田中は、フラッシュモブについて「生で見たこともなければ、意外と世間で流行っているという事実すら知らなかったです」と言いつつも、実際に体験し「楽しくて仕方なかったです。とにかく圧倒されちゃって」と笑った。吉田も「存在自体を知らなかったので、台本を読んだ時は完全な作り話だと勘違いしていて。こんな派手なプロポーズ、自分だったら楽しそうだけど…やっぱり恥ずかしいかなぁ、なんて思ったりしていました」と苦笑い。それでも「僕はダンスが苦手で、今回も本当は嫌だったんだけど、やってみたら楽しかったです! 」と声を弾ませた。

 また、白いタキシードを着用し、腕を組みながらバージンロードを歩く、神聖なる“男同士の結婚式”を初体験した2人は、それぞれ新しい世界を見たようだ。田中は「2人がバージンロードを歩く姿をモニターで見ながら、ロールプレーイングゲームみたいだなって思いました。2人とも白いタキシードに身を包んで、ゆっくり歩いていく様が『カッコいいな!』と。すごく新鮮な気持ちになりました」と興奮を混じえつつ笑った。吉田は「女性の隣を歩く花婿役は何度か演じたことがありますが、男性同士は初めてで。不思議と花嫁さんの気持ちが分かった気がしました。ほんの一瞬ではありますが、『ああ、こんな気分なのかな!』と。あのね…すごく幸せ!」と、キラキラした笑顔をこぼした。