タレント真鍋かをり(38)が、親による子どもへの虐待が後を絶たない現状に、「何よりも先に、まず子供を保護できるような仕組みが必要なのでは」と自身の考えを示し、対策を訴えた。

 真鍋は10日、ツイッターを更新。エッセイスト犬山紙子さんが「♯児童虐待問題に取り組まない議員を私は支持しません」というハッシュタグを付けて呼びかけたツイートに賛同し、「虐待がニュースになるとよく『自分も虐待しそうになったことがある』『親への支援も大切』という声が上がるが、目黒の事件のようなケースを同列に考えるのはどうなのか? 支援も大切だけど、何よりも先に、まず子供を保護できるような仕組みが必要なのでは」との考えをつづった。

 東京都目黒区で、衰弱した船戸結愛ちゃん(5)を放置し死亡させたとして、両親が保護責任者遺棄致死容疑で警視庁に逮捕された事件で、児童相談所と警察の連携不足が問題として挙げられている。自身も1児の母である真鍋は「親への支援など、未来の虐待を生まないようにするための対策も必要だけど、すでに存在してしまっている虐待児を救う対策をちゃんと分けて考えてほしい。現在、児相と警察が連携しているのは全国で3県ほどしかないそうです。児相を責めても仕方ない。仕組みがおかしい」と訴えた。