女優永野芽郁(18)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「半分、青い。」(午前8時)の21日に放送された第70話の平均視聴率が22・5%(関東地区)だったことが22日、ビデオリサーチの調べで分かった。

 これまでの最高視聴率は、大阪の地震の影響により放送が一日延びた6月19日の第67話の23・2%だった。

 同ドラマは、岐阜県や東京が舞台で子供の頃に左耳を失聴した鈴愛(すずめ)が、家族や、同じ日に同じ病院で生まれた幼なじみたちに支えられながら成長する姿を描く。鈴愛は少しうっかりしているところもあるが、バイタリティーにあふれ、失敗を恐れない性格で、高度経済成長期を背景に一大発明を成し遂げる。脚本家北川悦吏子さんのオリジナル作品。主題歌は初の楽曲提供を行った星野源が歌う。

 あらすじは、連載が打ち切られて以降、すさんだ生活を送っていた裕子(清野菜名)のことを相談しようと、鈴愛(永野芽郁)は、喫茶店「おもかげ」にボクテ(志尊淳)を呼び出す。

 3年ぶりに再会した鈴愛とボクテが話し込んでいると、秋風(豊川悦司)が現れる。ボクテは3年前に秋風に破門されていた。怒られると思っていたボクテに、秋風は優しくアドバイスする。さらに、裕子を助けてやってほしいと鈴愛とボクテに依頼する。

 鈴愛と裕子は向かい合う。裕子は「いい人を見つけた」と交際していることを明かす。さらに結婚も考えていて、漫画は「もう私、疲れちゃった」とやめたいという。裕子は「漫画より、もっと恋愛しろ」と涙ながらに訴える。だが、鈴愛も漫画への愛情を力説する。鈴愛と語り合った裕子は「私のいるところはここじゃない」と悟る。

 裕子は秋風にも「(漫画を)やめたい」と告げる。秋風は「1度(結婚)相手を連れておいで。ここから送らせてほしい。ここからお嫁に行けばいい」と優しく話す。