ジョニー・デップ(55)が米ローリング・ストーン誌最新号のインタビューで、前妻アンバー・ハード(32)との離婚、金銭トラブルなどについて赤裸々に告白した。

 2016年5月、突然の離婚劇で世間を驚かせたデップだったが、ちょうど同時期、元資産管理マネジャーを相手取り、2500万ドル(約27億円)の損害賠償金を求めて訴えた。

 デップ側は、元資産管理会社およびマネジャーの責任で4000万ドル(約44億円)の債務が発生したとして、詐欺などの容疑で訴えているが、管理会社側が逆訴訟を起こすなど、訴訟争いが今も続いている。

 デップは今回のインタビューで初めて、泥沼離婚と金銭トラブルが同時に重なった当時を振り返り、「どん底状態だったよ。次のステップとしては、現実を目の当たりにして、目をつぶってその場を去るしかなかった。毎日、本当につらかったよ」と語った。

 さらに、人生の最悪な状況を乗り越えるため、バンド活動に力を入れるとともに、回顧録の執筆を始めたといい、「朝からウオツカを飲み、目に涙があふれて、ページが見えなくなるまで書いていた。人に親切にしたり、助けてきたのに、一体、自分の何が悪くてこうなったのか、考え続けていたよ」と明かした。ローリング・ストーン誌最新号は26日に発売となる。(ニューヨーク=鹿目直子)