作家の乙武洋匡氏(42)が、サッカーW杯セネガル戦で同点ゴールを挙げた本田圭佑(32=パチューカ)を称賛。日本中から“手のひら返し”で称賛されていることに「気持ちいいだろうなあ」と推測した。

 本田は24日のセネガル戦で貴重な勝ち点1を手にする同点ゴールを奪った。1-2の後半33分、MF乾貴士の左クロスに左足ダイレクトで合わせた。日本人初となる3大会連続ゴールは、2大会ぶりの決勝トーナメント進出へ近づく殊勲の1発となった。

 大会前には代表メンバー落ちも危ぶまれるなど精彩を欠き、ファンからも批判にさらされていた本田。22日にはツイッターで「人の悪いところを粗探しして優越感にひたろうとしている人。悪口を言い合える仲間を見つけて安心する人。気持ちは分かるし、僕は味方ですからね。僕も才能がなく祖父母からも『お前なんかがプロになれるか!』と言われて、コンプレックスだらけだったので。ありがとう!これからも宜しくです!」と、珍しく批判の声に反応していた。

 ともあれ、結果を出した本田に、ネット上では“手のひら返し”の称賛コメントが噴出。乙武氏は「3大会連続ゴール。『持ってる』と運の強さを称えるような評価を下すことは簡単だけど、それは長年にわたって努力を積み重ねてきたからこそ。準備を怠らずにいたからこそ生み出せた結果」と冷静に分析したが、「だけど、本人にしたらこの手の平返しは気持ちいいだろうなあ」と推し量った。