元サッカー日本代表でサッカー解説者の前園真聖(44)が25日、都内でフジテレビのイベント、パラスポーツ応援プロジェクト「PARA☆DO!トーク&ライブ」に出席した。

 サッカーワールドカップ(W杯)ロシア大会で、日本代表のセネガル戦引き分けを「勝ち点1があとで重要になってくる」と分析した。またチームについて「全員がハードワークしている。チームワークがいい状態」と話した。

 1次リーグ突破がかかる次戦ポーランド戦は「勝って決めるしかない」と力を込め、「相手を恐れず、守りに入らずに攻めているのが、いい結果になっている」と前向きなチーム状態にも触れた。「何も変える必要はない。相手にかかわらず、今まで通りのサッカーができれば。勝って決勝トーナメントにいってくれると思う」と話した。

 リオデジャネイロパラリンピックの4×100mリレー銅メダリスト芦田創(24)とトークショーを行った。芦田は5歳で右腕にデスモイド腫ガンを発症。手術を繰り返したが、15歳の時に右腕切断を告げられ、「だったら好きなことをやろう」と陸上を始めると病状が回復したという。現在は走り幅跳びに種目変更し、昨年は7メートル15センチを記録している。

 セネガル戦もテレビ観戦したというが「勝ちにいく姿勢はみんな一緒で、昨日の試合はギラギラ感を感じた」といい、「終わった後も寝られなかった。あの『ギラつき』は大切」と話した。2020年東京パラリンピックでは「金メダルしかいらない」と宣言した。「リオの悔しさを忘れられない。自分に負けた気がしていて、自分に勝つという分かりやすい目標が、世界一になることだと思う」とし、「金メダルを取れば、パラも日本も盛り上がるので、自国開催の意味がある。自分のプレッシャーにならないくらいギラついて、やっていきたい」と語った。