グループを脱退し、年末をもってジャニーズ事務所から退所することを発表した関ジャニ∞渋谷すばる(36)が25日、大阪市内で、メンバー全員が出演する地元で唯一のレギュラー番組「関ジャニ∞のジャニ勉」(カンテレ、水曜深夜0時25分=関西ローカル)の最後の収録を行った。

 同番組はスタジオにゲストを招いて「ゆずれないこだわり=頑固道」についてトークするのが基本スタイル。今回は、関ジャニ∞メンバー7人だけで収録した。収録を前に渋谷は「最後のスタジオ収録では、ジャニ勉らしく、関ジャニ∞らしくできたらな~って思っています。最後は1人1人とチューはしたいなと思ってるんですけどね(笑い)。ちょっといろんな思いを込めて、それぐらいの気持ちで」とちゃめっ気たっぷりに話した。

 同番組は07年5月にスタート。関ジャニ∞の成長の軌跡を、VTRとジャニ勉特製の年表で振り返り、当時の思い出や今だから話せる裏話を語り合った。

 スタッフが計557回の放送分をすべて確認し、えりすぐりの名場面を集めた。錦戸は「俺らのアルバムみたいな感じやん」としみじみと語った。村上は「スタッフ!もっとええとこあったはずやろ(笑い)」とツッコむなど和やかなムードでトークが繰り広げられた。渋谷は「ちょっとこういうの恥ずかしいな(笑い)。すげ~な、おもろ~!」と最後の収録を満喫した。

 渋谷は96年にジャニーズ事務所に入所。渋谷は関西ジャニーズJr.時代の97年スタートのカンテレ「Kanjani Knight」に出演。02年には「J3KANSAI」の番組内で、関ジャニ∞が結成され、その後「ほんじゃに!」を経て、07年に冠番組「関ジャニ∞のジャニ勉」がスタートした。

 原点でもある同番組について渋谷は「ジャニ勉については、やっぱり特別というか。テレビ局の実家感みたいな。安心感とか、やっぱり長年やらしてもらってるからこその空気感がすごくある」と話した。

 さらに「その時の自分を全部さらけ出して見てもらおうって。それしか出来ないというか。だから、何も取り繕うこともなく、ありのままの自分を、視聴者の皆さんにも、長年見てもらってきたスタッフの人たちにも届けられたらなって思いますね」と最後の収録に臨んだ。

 ラスト収録の模様は7月4日、深夜0時30分から「関ジャニ∞のジャニ勉 特別編~あおっぱなでも前向きに元気がでちゃうSP!~」と題して放送される。