プロレスラー長州力(66)がNHK大河ドラマ「西郷どん」(日曜午後8時)に出演することが1日、同局から発表された。山口県出身の長州が、長州藩の過激な尊王攘夷(じょうい)派の組織である遊撃隊の総督の来島又兵衛を演じる。禁門の変を引き起こした重要人物とされ、禁門の変を描く22日の放送で登場。薩摩軍を率いる総大将の西郷吉之助を迎え撃つ。

 大河初出演の長州は「オファーを受けた時、正直、僕には無理と思いました。長いセリフもあり、かなり悩みましたが、この年齢でやったことのないことをやってみようかと思い、演じようと思いました」。劇中、プロレスの得意技ラリアットも披露。「そんなことまでしていいのかと驚きました」としたが、「緊張しなくていいのかと思えた」と、心をほぐすきっかけになったという。NHKの桜井賢制作統括は「存在感あふれる戦闘シーンが撮影できた」と絶賛した。