女優永野芽郁(18)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「半分、青い。」(午前8時)の6日に放送された第83話の平均視聴率が20・8%、7日放送の第84話が22・4%(ともに関東地区)だったことが9日、ビデオリサーチの調べで分かった。

 これまでの最高視聴率は、大阪の地震の影響により放送が一日延びた6月19日の第67話と鈴愛が秋風塾を辞め新展開となった82話の23・2%だった。

 同ドラマは、岐阜県や東京が舞台で子供の頃に左耳を失聴した鈴愛(すずめ)が、家族や、同じ日に同じ病院で生まれた幼なじみたちに支えられながら成長する姿を描く。鈴愛は少しうっかりしているところもあるが、バイタリティーにあふれ、失敗を恐れない性格で、高度経済成長期を背景に一大発明を成し遂げる。脚本家北川悦吏子さんのオリジナル作品。主題歌は初の楽曲提供を行った星野源が歌う。

 あらすじは、100円ショップ大納言でアルバイトする鈴愛(永野芽郁)の所に森山涼次(間宮祥太朗)がソケットを買いに訪れた。青年の見せる表情に鈴愛は一瞬、胸をときめかし、店長の田辺(嶋田久作)はその姿を見逃さなかった。裕子(清野菜名)の紹介で年収3000万円の外資系金融マンとのデートにした鈴愛だったが、翌日は暗い顔をしてアルバイトにやってきた。理由は相手がとっぽい、チャラかったと明かした。大納言では一番忙しい運動会シーズンを迎え、グッズの販売の準備で大忙し。かき入れどきを前に大納言では短期のアルバイトを雇うことになった。その初日に開店前の大納言の前で待っていたは涼次だった。アルバイトの仕事の説明をしていると歳の話しになり鈴愛と涼次は同じ年齢の46年生まれだと言うことが分かった。一方、鈴愛の実家では漫画家を辞めたのではないかと疑う晴(松雪泰子)が、探りを入れるため草太(上村海成)に電話をかけさせようとしていた。その場では電話は通じなかったが、のちに電話が通じると、鈴愛は「羽が折れた鈴愛」と弱音を見せた。後日、涼次のアルバイトが夕方に終わり、鈴愛へ控え室に行くと机の上に忘れ物の手帳があった。その手帳から1枚の紙を落ち、鈴愛が拾って見ると「僕は。」という詩が書かれていた。家に持って帰って読むと、鈴愛の目から意図しない涙がこぼれた、という内容だった。