歌手森川美穂(50)が、劇団四季の元代表で「キャッツ」「ライオンキング」のミュージカルを手掛けた演出家浅利慶太(あさり・けいた)の訃報に触れ、「浅利先生、どうか安らかにおやすみください」と悼んだ。

 劇団四季のミュージカル「アイーダ」に出演した森川は19日、ブログを更新。「今の私がいるのも劇団四季の厳しい規律を経験したこともとても大きいです。大きな組織の一員として迎えていただき、また『君と話しているのは楽しいなぁ』と二人で高級寿司店で美味しいお寿司をご馳走になったことも何度もありました。厳しい中にも本当はとても暖かな心を持っておられた浅利先生」としのんだ。

 自分を劇団四季の舞台に立たせた浅利さんに「心から、、、本当に心から感謝しています。私は決して従順な人間ではなかった。でも、歌を認めてくださり、私を舞台に立たせてくださった。あの経験は今の私を支えてくれている大きなものになっています」と森川。「浅利先生、どうか安らかにおやすみください。天国でもきっと芝居をお作りになられることと思います。心からご冥福をお祈りします。そして、本当にありがとうございました」と追悼した。

 浅利さんは13日午後5時33分、悪性リンパ腫のため都内の病院で亡くなった。85歳だった。