米映画「ワイルド・スピード」シリーズなどで知られるザ・ロックことドウェイン・ジョンソン(46)が、ハリウッドで過去20年で最も稼いだ俳優の栄光を手にした。

 米経済誌フォーブスが、世界でもっとも稼いだセレブリティ100人を発表し、ジョンソンは昨年6月から今年6月までの1年間で1億2400万ドルを稼ぎ、5位にランクインした。昨年の6500万ドルからおよそ倍となる躍進となったが、俳優業で1年間に稼いだ金額としては同誌20年の歴史上で最高額となると発表された。レスラー出身のジョンソンは肉体派俳優としての地位を築き、出演作は次々と大ヒット。2016年には自己最高額となる6450万ドルの年収で「世界で最も稼ぐ男優」で1位に君臨してきたロバート・ダウニー・Jrを抜き去りトップに輝いていた。

 世界で最も稼いだのは、5階級制覇王者となった元プロボクサー、フロイド・メイウェザーの2億8500万ドル。2位は共同経営する高級テキーラブランドを売却したジョージ・クルーニーの2億3900万ドルで、3位はお騒がせセレブ一家のカーダシアン家の末っ子で自身がプロデュースするコスメブランドで大成功を収めたモデルのカイリー・ジェンナーの1億6650万ドル、4位はパーソナリティーのジュディ・シェインドリンの1億4700万ドルと言う結果となった。クルーニーの収入の大半は俳優業ではなく、テキーラ事業の売却によるものだったと言う。(ロサンゼルス=千歳香奈子)