演歌歌手森山愛子(33)が19日、福島・いわき市の温泉施設「スパリゾートハワイアンズ」で歌唱イベントを行った。

 昨年9月発売の新曲「会津追分」が福島県のご当地ソングで、今年4月から地元のテレビユー福島の情報番組「げっきんチェック」(月~金曜午前9時55分)の木曜日レギュラーとして出演をしている縁などから実施した。

 「初めて来たのですが、すごく楽しい場所ですね。今日は皆さんの心に届くように、歌わせていただきます」とあいさつをして新曲などを熱唱した。かつて、テレビ番組でシンディ・ローパー(65)と共演をした際、感激のあまり感涙をさせた歌唱力は健在だ。この日も客席から多くの拍手を浴びていた。

 「会津追分」はロングセールスを記録中で、CD発売が5万枚を突破し、YouTubeは関連映像を含めると150万再生回数を超えた。15周年を迎えた森山にとって、最大のヒット曲に成長している。「自分で歌っていても、今までにない手応えを感じています。これからも1つ1つを積み上げて10万枚を売ります。約束します」と誓った。

 年末のNHK紅白初出場への期待も高まるが「紅白は1つの目標で夢。でも全てではない。頑張った結果、たどり着けたらうれしいです」と静かに闘志を燃やしている。

 8月22日にはベストアルバムを発売し、8月24日には都内で15周年記念のコンサートを行う。仕事にまい進しているが、恋は封印をしていないという。以前は事務所の先輩坂本冬美(51)が「結婚するまでは自分はしません」と言っていたが今は違う。「冬美さんは『結婚をして子どもを持って、幸せになりなさい』と言ってくれている。だから出会いさえあればガッツリいきますよ」。

 「1球入魂」を心掛けながら、仕事に恋に、何事にも全力投球で打ち込む覚悟だ。