元ZARDのギタリスト町田文人が、07年に40歳の若さで亡くなったボーカル坂井泉水さんとの出会いと別れについて語った。

 町田は19日深夜放送のテレビ東京系「じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告~」に出演。ZARDは当初、坂井さんのソロプロジェクトだったが、メンバーオーディションが行われ、町田らが加入したという。坂井さんとの初対面について「みなさんが思っているようなイメージの、服装も白いTシャツに、髪の毛は下ろしている感じで。『この人がギターになるのかな』っていう感じでちょっと警戒してるような不安で見ている感じで、最後に『よろしくおねがいします』って言った時に初めて笑顔が出て、気に入ってもらえたみたいで」と振り返った。

 坂井さんの人柄について「(物静かで恥ずかしがり屋というイメージ)まったくその通り。そのまんまですね。ちょっと天然なところもある」と語り、飲酒して乱れるような姿は「見たことがない」という。また、坂井さんは人見知りでおとなしい性格に加えて極度のあがり症だったといい、初めてのテレビ出演では「終わって、あいさつ回りに行った後、腰が抜けちゃったような感じになってメンバーが抱えて楽屋まで連れて行った」と明かした。

 坂井さんは07年5月、がん闘病中に都内の病院で転落死した。町田はテレビのニュースで訃報に触れたという。「『えっ? ホントなのかな』みたいな落ち着かない感じでずっといた」と振り返るとともに、「ただ、急にいなくなるのが泉水ちゃんらしいなというか。失礼なんですけど…」としみじみと語り、MCのネプチューン名倉潤も「何か、いなくなった、という感じなんだよね、亡くなられたというより」とうなずいた。