乃木坂46が21日、福岡・ヤフオク!ドームでコンサートを行い、初のドーム&スタジアムツアーをスタートさせた。同所でのライブは初めて。大阪、名古屋を経て9月1、2日に宮城・ひとめぼれスタジアムで行われるファイナル公演まで、初挑戦だらけのツアーが始まった。

 1曲目の「裸足でSummer」で、センター斎藤飛鳥(19)が「やっほ~、乃木坂46です。乃木坂ちゃんが~、福岡に~、来たぞ~~!!」と叫びながら登場すると、ファン3万5000人から大歓声を浴びた。西野七瀬(24)が「福岡~! まだまだ声出せますか!」と呼びかけると、スタンドは大揺れした。

 乃木坂46にとって2年ぶりの福岡公演だ。16年8月に全国ツアーで訪れた福岡国際センターでは、1公演あたり6000人を動員した。今回、会場規模は1まわりも2まわりも大きくなった。斎藤飛は「ドームツアーですよ? よく考えたらすごくないですか?」と尋ね、会場を沸かせた。

 16年9月に乃木坂46に加入し、地元での初ライブとなった福岡出身の与田祐希(18)は「福岡の皆さん、ただいま~!」と大声であいさつした。鹿児島出身の大園桃子(18)は「今日は、お友達が17人くらい見に来てくれています!」と笑顔を見せた。

 ヤフオク!ドームをはじめ、ツアーで訪れる大阪・長居スタジアム、ナゴヤドーム、宮城・ひとめぼれスタジアムは、全て乃木坂46が初めて立つステージだ。メンバーやスタッフにとっては新たな試練となるが、今月6日から3日間、東京・神宮球場と秩父宮ラグビー場で前代未聞の2会場同時開催ライブを成功させている経験もあり、関係者は「今回はみんな落ち着いてリハーサルに集中できています」と明かす。

 生田絵梨花(21)は「今日が1日目なので、ツアーファイナルの宮城まで、一丸となって盛り上がっていきたいです!」と意気込んだ。斎藤飛は「感謝の気持ちを持ちつつ、やってみようと思います。今日はいいスタートが切れました!」と話した。来月に結成7周年を控える乃木坂46は、さらに挑戦を重ねていく。【横山慧】