女優の吉田羊(年齢非公表)が、西日本豪雨で被害を受けた広島市安佐北区で住宅の土砂撤去などのボランティア活動に参加したことを報告し、現状を伝えた。

 吉田は6日更新のインスタグラムで「先日、広島へボランティアへ行って来ました」と報告。作業服姿で住宅の床下に流れ込んだ土砂を撤去する写真をアップし、「この日、このお宅担当のボランティアは約20人。かき出し、撤去、廃棄を繰り返しますが、かき出してもかき出しても奥に流れ込んだ泥が次々と出てきてキリがありません。おまけに猛暑の中の作業のため15分おきに休みを取り水分補給。20人がかりで、朝10時から始まって午後2時を過ぎても、一部の床下の泥さえ、完全にかき出し切ることは出来ませんでした」と復旧作業の現状をつづった。

 この地区の被害は比較的、軽度だというが、「それでも、一軒につきこれだけの人員が必要とされます。そして、いまだ手付かずのお宅が沢山ありました」という。被災した地元の人々もボランティア活動に参加しているのが現状で、「週末のボランティア参加は約400人。平日はそれが100人まで落ち込み、もっと少ない時は10分の1まで減るそうです」と、人手が足りていない状況を伝えた。

 吉田は「まだまだ復興には遠い。とにかく、人手が足りないとのこと。被災地のために私たちが出来ること、それぞれで引き続き考えて参りましょう」と呼びかけると同時に、熱中症対策などボランティアに参加する上での注意をつづり、「被災地の皆様が1日も早く穏やかな日常を取り戻せるように祈りつつ」とつづった。