12日に放送されたNHK大河ドラマ「西郷どん」(日曜午後8時)の平均視聴率が関東地区で10・3%だったことが13日、ビデオリサーチの調べで分かった。

 これまでの関東地区の最高は2月4日に記録した15・5%、最低は4月29日と7月29日に記録した11・1%だった。

 12日の放送は、京に戻った吉之助(鈴木亮平)が、一蔵(瑛太)とともに朝廷工作の切り札として岩倉具視(笑福亭鶴瓶)を訪ねた内容。岩倉は下級の公家ながら、かつて孝明天皇の妹の和宮と将軍徳川家茂の縁談をまとめたすご腕の人物。しかし、今は朝廷から追放されて貧しい閉居生活を送っていた。生気を失い、会えば金の無心するなど、どうも当てにならない人物の設定で登場した。

 鶴瓶は鈴木や瑛太とプライベートでは大の仲良し。これまでの取材会で、鶴瓶は「せりふをちゃんと覚えてください」などと、現場でいつも鈴木にぼろくそに言われると笑い、仲の良さをうかがわせていた。そんな仲の良さが今後、作品にどんな影響を与えるか注目される。