元AKB48の女優渡辺麻友(24)が主演のフジテレビ系、オトナの土ドラ「いつかこの雨がやむ日まで」(土曜午後11時40分)の18日放送の第3話の視聴率が2・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが20日、分かった。前週より0・1ポイント、ダウンした。

 視聴率は初回から3・7、2・5%だった。

 渡辺が演じる主人公・北園ひかりは15年前、11歳の時に兄の国彦(桐山漣)が殺人犯になったことから人生が一変した。故郷を去り、現在はキャバクラに勤めながら、ミュージカル女優になることを夢見ている。国彦の出所が決まり、ひかりは別れを告げるために刑務所の外で待ち受ける。そこで国彦は「俺は殺していない」と衝撃の告白をする。そしてまた、新たな事件が起こるラブサスペンス。

 ひかりの幼なじみで、15年ぶりに再会した、老舗料亭の跡取り谷川和也役の堀井新太は「和也は、人物像としては、ごく普通の好青年という印象ですね。ドラマの中では、ひかりのことを守ろうという一心で、いろんな感情を吸収しながら成長していくんですが。和也はひかりにとって、ひとつの希望となるような存在なのかなと思います。和也は、いろんな人に振り回されていくので、目の前にいる人との距離感みたいなものは特に意識して演じています。例えば、ひかりと和也が15年ぶりに再会するシーンを撮ったときはちょっとした違和感を作りたくて、普通の会話だったら間がないところに間を作ったりとか。その“間”というのは、15年前の事件をきっかけにいろいろ変わってしまったひかりに対する切ない思いから生まれる距離感だったりするんですが、そういう部分はすごく大事にしています」と話している。

 18日放送の第3話では、ひかり(渡辺)と同じ劇団員で不審死を遂げた舞子(紺野まひる)を、死の直前まで付け回していた男がいたことが分かる。警察が提示したその似顔絵は、兄の国彦(桐山)に似ていた。ひかりは主役として抜てきされたミュージカルの稽古にも身が入らず、芽衣(宮澤エマ)から「命がけで舞台に立つ気がないなら今すぐ辞めて」と冷たく言われてしまう。

 和也(堀井)は、警察が国彦を追っていると知り、ひかりの身を案じていた。そんな和也に、父・純一(橋爪淳)は国彦とは関わるなと命じる。たとえ15年前の事件で国彦が無実だったとしても関係ないことだと。いてもたってもいられない和也は刑事の剛田(木村祐一)に会いに行く。

 そして、何者かが、ひかりが15年前の殺人事件の被疑者の妹だと暴露してしまった。ひかりは自暴自棄になって荒れた。