小栗旬(35)主演の映画「銀魂2 掟は破るためにこそある」(福田雄一監督)の初日舞台あいさつが17日、都内で行われ、小栗と共演の菅田将暉(25)橋本環奈(19)柳楽優弥(28)三浦春馬(28)吉沢亮(24)勝地涼(31)戸塚純貴(26)佐藤二朗(49)堤真一(54)が登壇した。

 昨年度の邦画実写作品でナンバーワン興収を収めた映画「銀魂」の続編。堤や三浦、勝地のほか、窪田正孝、キムラ緑子らが初出演する。

 他にも岡田将生、長沢まさみ、堂本剛ら豪華俳優陣が出演しているだけに、主演の小栗は「すごくかっこいい立ち回りのところ、俺ら3人、全く出ていないんですよね」と、菅田と橋本を見て苦笑い。それでも、福田監督から「小栗君が一番、テンションがおかしかった。やってくれなんて言っていないのに、急に中尾彬が入ったりした」と暴露されると、「本当に楽しかったです」と満足げな笑みを浮かべた。

 菅田は3月の撮影時、吉沢に服を取られたことを明かし、「前日に買ったお気に入りのカーディガンを着ていったら、着て帰られました。半袖で帰りました」とポツリ。吉沢は涼しい顔で「ちゃんと『ちょうだい』って言いました。いいって言われたもん」と受け流していた。

 シリーズ初参加の堤は、オファーを受けた理由を聞かれると「分からない」と苦笑いした。昨年公開の前作「銀魂」撮影時、同じ撮影所で別の作品を取っていた堤に、福田監督が「『銀魂2』があったら出てください」とお願いし、それを堤が快諾したという。堤は「ぜんっぜん、覚えてないんですけどね。社交辞令的に言いました」と話して笑いを誘ったが、出てみた感想を聞かれると「楽しかったです」。アドリブも多かったようで、福田監督は「堤真一史上、いちばん適当にやった仕事だと思います」と笑っていた。

 そんな堤だが、作品は前夜にところどころ早送りしながら鑑賞したという。「芝居のところは(通常再生で)見て、感動しました。アクションはめっちゃみんな動き早い感じ。俺も早かったです」と笑った。