THE ALFEE高見沢俊彦(64)が18日、都内で、初の小説「音叉(おんさ)」発売記念サイン会を行った。

 先月7月に発売。初版は2万5000部だったが、発売1週間で重版が決定。現在、3万2000部を売り上げるヒットとなっている。小説は70年代を舞台に、バンドメンバーの恋愛模様を含めた青春群像劇が描かれる。高見沢は「すべて創作です」と強調。構想から1年かけたという。「ディティールやキャラクターを細かく表現することが、しびれるほどおもしろかった」と振り返った。

 メンバーに小説を発売日に渡し、感想文の提出を求めているが、まだ出してもらっていないという。「2人は僕が小説を書くことは驚かないですね。いつか書くと思っていたらしい」。出来については「ちょっとした不満は残ったので次に解消できれば。次もやりたいです」と意欲を見せた。

 「何か作っていること、創作が1番おもしろい」と話した後、「子作りは」と問われると「いやいや」と苦笑いした後「そういうことはいろいろな方に任せて、私は音楽と小説を作っていきたい」と“二刀流”を宣言した。

 すでに次回作を書き始めているという。内容については「恋、かな。音楽で言えばラブソングですね。そういう世界ならおもしろいかなと。『音叉』の勢いを消さないように、少しずつ書いています」と話した。