NHK上田良一会長の定例会見が6日、同局で行われた。

6日未明に北海道で起きた震度7の地震の影響により、7日に予定されていた北海道150年記念ドラマ「永遠のニシパ~北海道と名付けた男松浦武四郎~」(来春放送予定)の現地ロケが中止になったことが発表された。

広報によると、きょう6日はもともとロケはなく、あす7日が北海道ロケの最終日だった。ロケは70人規模で、主演松本潤、深田恭子ら出演者とスタッフの無事は確認できているという。関係者によると、松本と深田はこの日は北海道にいなかったとみられる。ロケの今後については「未定」としている。

上田会長は、地震被害に遭った人々へお見舞いの言葉を述べ「公共放送としての期待にこたえ、正確で分かりやすい情報をより早くお伝えしていく」。また「朝ドラ『半分、青い。』や『あさイチ』の放送を休止して災害報道を続けている」とした。

地震直後からテレビ4波、ラジオ3波で災害報道に切り替えて情報を伝えているが、停電によりテレビが見られない地域が多い。上田会長は「被災者に伝わっているのかというご指摘もいただいている。インターネット同時配信など、あにゆる伝送路を使って必要とされる情報の発信に全力を尽くす」と話した。