先日、10月からスタートする次期NHK連続テレビ小説「まんぷく」の試写を見ました。ヒットの予感がする要素がいくつもあり、かなりの視聴率が期待できそうです。

ヒットの予感がする要素の1つは、子役がヒロインを演じていないこと。よく子役がヒロインの幼少期を最初の1週間(6話)を演じるパターンがありますが、同作は最初から主役の安藤サクラが登場し、18歳くらいの設定から演じます。子役がいきなり登場すると、内容よりも子役の芝居のうまさやかわいさが目立ってしまうことがあります。さらに、2週目以降とは世界観が異なることがあり、同作の魅力をスッキリと感じにくいこともあります。同作は、安藤の明るい魅力を最初から感じられ、スタートダッシュが期待できそうです。

もう1つは、笑いが適度にちりばめられており、くすっと笑える楽しい内容になっていること。朝、これから仕事に行くという視聴者を明るい気分にしてくれるはず。

もう1つは、現在、放送中の「半分、青い。」が好調なこと。うまく視聴者を引き継ぐことができる優位性があると思います。

最後は、ヒロインの夫を演じる長谷川博己の存在。芝居のうまさだけでなく、イケメンでありながら庶民的で親しみやすい印象の役。主婦層のハートをつかむには最適な形かと思います。

さまざまな好条件がそろっている作品。少なくとも好調な「半分、青い。」に匹敵する数字が期待できる気がします。