映画「SUNNY 強い気持ち・強い愛」(大根仁監督)の舞台あいさつが16日、都内で行われ、主演の篠原涼子(45)と広瀬すず(20)リリー・フランキー(54)が登壇した。

8月31日の公開から2週間がたった。篠原は劇場へ見に行ったことを明かし、「50代くらいの男性が、忙しいだろうに1人で見に来てくださっていた。エンドロールが流れてもずっと座っている方がいたり、女性がお友達同士で笑っている生の声を聞けたのがうれしかった」と、観客の反応を喜んだ。

広瀬も「こんなに毎日のように『見たよ!』と連絡をもらう作品は初めて。『笑った』というのと、『泣いた』というのも、どの世代の方も言ってくださる」と、評判の良さをうれしそうに明かした。

劇中歌として、小沢健二の「強い気持ち・強い愛」が使用されているが、リリーは「小沢健二さんからも『すごくいい映画だ』とお電話いただきました」。大根監督も「僕も、初日の夕方に電話がありました。わざわざ自分でチケット買って見に行ったみたいで」と喜んでいた。

撮影現場には、劇中音楽を手掛けた小室哲哉氏が激励に訪れたという。篠原と小室氏は久々の再会だったようで、篠原は「『上に小室さんいらしてますよ』と言われて、久しぶりで舞い上がっちゃったんで、何しゃべったらいいんだろうと思ったけど、『恋しさと せつなさと 心強さと』の頃から意外と変わっていなくて、『変わってないね』という話をしました」と振り返った。

「恋しさと-」は、今でもカラオケなどでよく歌うという。「小室さん、私がずっと歌をやっていくと思ってくださったみたいで、『いくつになっても歌える曲にしたから』と言っていました」と、楽曲にまつわる秘話も披露した。