23日放送のテレビ東京系特別番組「プレミアムゴルフ」(午後4時)に松井秀喜氏(44)川淵三郎氏(81)らスポーツ界の重要人物が出演し、「自らと仕事」をテーマに秘蔵トークを繰り広げることが20日、分かった。

出演者は夜のゴルフ場に集い「ナイトゴルフ」を楽しみながら、日本スポーツ界の現在と未来、プライベートについて語り合う。

93年に発足したJリーグ初代チェアマンを務めた川淵氏と、同年巨人に入団した松井氏。川淵氏はJリーグ発足と同時に巨人軍の監督に復帰した長嶋茂雄氏について、「Jリーグができるっていうことで、長嶋さんがもう1回カムバックということで監督になられたんです」。続けて「それで、テレビで対談した時に、後で聞いた話だけど、長嶋さんが僕と会うのに緊張しておられてて、『ナベツネさんから呼ばれた』とか言って30分ぐらい遅れてきたんです。それ、作戦だったみたい」と笑顔で回想する。「『僕アンチ巨人なんです』と言ったら『そうですか~』ってうれしそうな顔するんですよ(笑い)。明るくてね」と長嶋氏の人柄に触れた。

当時「Jリーグに巨人はいらない」と発言し、読売新聞社の渡辺恒雄主筆と対立関係になったことも。しかし10年を経て「ナベツネさんがJリーグの恩人だったと、本当に分かった」と明かす。「ナベツネさんが僕に『独裁者』とか言われましたよね。そのことでマスコミが僕の取材にいっぱい来る。そこでJリーグの理念を語れた」と感謝した。

松井氏も、ヤンキース時代に渡辺主筆から助言を受けたという。同氏から健康に関する本を受け取ったといい、「病気とかケガで困った経験があったみたいなので、僕に、困らないようにと、そういう本を何冊かくれたんです。そういう一面もあるところを、皆さんにお知らせしとかないと」と笑顔で明かした。

現在ヤンキース特別GMアドバイザーを務める松井氏は、日本球界への復帰についても言及した。「将来的にはあるかもしれない」としながら、「今は向こうで修業中だと思うんですよ。マイナーリーグって、今まで選手としてはほとんど関わることなかったので。マイナーリーグの組織を勉強して、コーチングを勉強して、監督を常に間近に見ながら、僕にとってはすごく勉強の時期ですよね」と充実の時間を過ごしている様子。「それを将来どこに生かすか? とかまでは考えてないですけど、可能性としてはあり得ることだと思ってます」と話している。

番組には遠藤利明東京五輪組織委員会会長代行、フィギュアスケート解説者の八木沼純子氏らも出演する。「ラグビーがやりたかった」という松井氏の発言に、遠藤会長代行は「絶対日本代表になったよ!」と大盛り上がり。八木沼氏は知られざるフィギュア界のゴルフ事情を語るなど、各界のキーマンたちから秘話が明かされる。

進行はフリーアナウンサー福沢朗、アシスタントは水原恵理アナウンサーが務める。