小泉今日子(52)主演映画「食べる女」(生野慈朗監督)の公開記念舞台あいさつが22日、都内で行われた。

年齢も職業も異なる8人の女性たちを通して、食と恋愛を描いた作品。おいしい匂いに誘われて集まった女性たちの、女子会さながらの“本音トーク”が繰り広げられる。

小泉は「この映画で少しでも世の中の女性、男性が明るくなることを祈ります」と話した。会場を見渡すと「わりと男性の方がたくさん来てくださってうれしい。女性のための映画だけど、間接的に男性のための映画でもあります」とアピールした。

映画化にあたっては、原作の筒井ともみ氏が主人公に小泉を熱望したという。「筒井さんのお書きになる物語は、女の人を肯定していながらもぬるくない。突き抜けている。この映画に出ることはある種のチャレンジだと受け止められました」と明かし、「もっと上手に演じられたらと、映画を見るたびに思うけど、次も女同士でたくらんで、筒井さんと何かできるように存在していたい」と話した。

キャストは「○○な女」をテーマにトークを展開した。小泉は自らを「ツナグ女」とし、「昭和の時代から世の中を見てきて、この世界でも30年以上仕事をしてきて、偉大な先輩たちにお会いした。教えていただいたことを次の世代につながないと」と言い聞かせるように話した。

ほか、共演の沢尻エリカ、前田敦子、広瀬アリス、シャーロット・ケイト・フォックス、壇蜜、鈴木京香も登壇した。