テレビ朝日の定例社長会見が25日、東京・六本木の同局で行われ、早河洋会長兼CEO(74)が出席した。

9月いっぱいで「報道ステーション」を卒業する小川彩佳アナウンサー(33)について、一部週刊誌でメインキャスターを務める富川悠太アナウンサー(42)との確執が伝えられたが、早河会長は「富川くんと小川くんの仲が悪いというのは聞いていないし、事実ではない。風評の類い」と一蹴した。

小川アナの「報ステ」卒業については「(自局に)アナウンサーが60人いて、ずっと同じ番組に張り付いているというのはあり得ない」とし、「編成とアナウンス部と現場で、最適な人員は何かと考えた上での人事」と説明した。

小川アナは10月からインターネットテレビ局「AbemaTV」の報道番組「AbemaPrime」(月~金曜午後9時)でキャスターを務める。早河会長は「7年間よく頑張った」と小川アナねぎらいつつ、「インターネットという技術の高い世界で、個性的なキャラクターの方とニュースをあれこれと議論する。厳しいところでやって、さらに大きく成長してもらいたい」と期待を寄せた。「そしてメインロードというか、1つのベルト番組で立ち戻ってもらえれば、という現場の判断だと思う」と話した。