フリーアナウンサー川田裕美(35)が8日、東京・紀伊国屋書店新宿本店で、初エッセー「あんことわたし 日日大あん吉日」発売記念イベントを行った。

半生を振り返ったほか、大好きと公言する「あんこ」についての愛もつづっている。

初の著書発売を「自分の本を出せると思っていなかったので現実味がなかったのですが、完成して安心しています」と笑顔で語った。「自分の半生や好きなあんこのこと、就職活動で感じたこと、共演したすばらしい司会者の皆さんから学んだことを盛り込みました」と話した。

15年に読売テレビを退社し、フリーになった。あんこ好きを初めて指摘されたのは、読売テレビ時代に「情報ライブ ミヤネ屋」で共演した宮根誠司(55)だったいう。この日は「缶のまま食べていると話したら『そんな食べ方しないしない!』と言われて」と苦笑いした。宮根はエッセーにも登場するが「書いているうちに長くなってしまって、教えてもらったことが多かったんだな」と感謝した。

あんこ好きは幼少期からで、特に好きなあんこを聞かれると「嫌なあんこはないです。疲れた時に食べるガツンとしたあんことか、洋菓子食べた後のあっさりした白あんとか。どれか1つは難しいです」。オススメの食べ方は「たまごとあんこ」といい「卵焼きにあんこを包んで焼くんです。おかずにもなる。おやつとしても食べられる」と自信たっぷりだったが、取材陣の鈍い反応に「提案しても大体ひかれます」と残念がった。

あんこを1日1回は食べるという自分の健康を気遣う声もあったというが、「超健康体です。栄養価が高いので、だから健康なのかも」と胸を張った。取材中もあんこトークは止まらず、「あんこだけで1冊作りたかったくらいです」と抑えきれないあんこ愛をにじませた。

イベントでは取材陣に川田オリジナルのチョコレートようかんがプレゼントされた。1人1人に手渡すと「凍らせて食べてもおいしいです」と笑顔を見せた。【遠藤尚子】