ミュージシャン内田裕也(78)が9日、都内で映画「アンクル・ドリュー」(11月9日公開、チャールズ・ストーン3世監督)ジャパンプレミアに出席した。

全身に転移したがんのため9月15日に亡くなった女優樹木希林さん(享年75)の葬儀後、初の公の場。「背番号69」のユニフォームを着て、車いすで登場した。内田は「今日はちょっと、家族に不幸がありまして元気がないように見えますけど、このプロモーションには必ず出ますと約束していたので。必ず出演するのがロックンロール魂と思ってやってきました。(作品も)実は昨夜見て、マジでおもしろかった」と話し、会場のファンからも大きな拍手が起こった。

同映画は、おじいさんがバスケットボールチームを結成し、青春を取り戻すストーリー。長女内田也哉子(42)と俳優本木雅弘(52)夫妻の長男で、モデルのUTA(21)がバスケをやっていることもあって「実力は大したことはないけど、身長は2メートル近くあって、ルックスも本木雅弘や内田裕也の血を引いて、スタイルもよい。英語も出来て、必ずや今までにないスターになってくれると確信しております」と話した。

司会者から、映画についてさまざまな質問もあったが「俺がああだこうだ言ってもあれなんで、ぜひ見てやってください。おもしろいかどうか、俺が保証します。ぜひ最後まで、見てやって! よろしく! ロックンロール!」と、裕也節は健在だった。