女優米倉涼子(43)主演のテレビ朝日系連続ドラマ「リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~」(木曜午後9時)の11日放送の初回視聴率が15・0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが12日、分かった。瞬間最高視聴率は午後10時8分の17・8%で、米倉演じる小鳥遊(たかなし)翔子が「資格がなきゃ人救っちゃいけないの?」と法律事務所のメンバーたちに問いかけ、一致団結して勝利の美酒を飲み干すシーンだった。

米倉は「新しいメンバーで新しい作品に挑み、たくさんの方に見てもらえたこと、すごくうれしいです。これからもチーム一丸となった頑張ります! ブイブイッ!(^_^)V」とコメントを発表した。

同枠で放送された米倉主演の人気シリーズ「ドクターX~外科医・大門未知子~」の初回視聴率は、第1シリーズが18・6%、第2シリーズ22・8%、第3シリーズ21・3%、第4シリーズ20・4%、第5シリーズ20・9%。また、平均視聴率は、第1シリーズ19・1%、第2シリーズ23・0%、第3シリーズ22・9%、第4シリーズ21・5%、第5シリーズ20・9%といずれも高視聴率を獲得していた。8日に放送された織田裕二(50)主演のフジテレビ系連続ドラマ「SUITS/スーツ」(月曜午後9時)の初回視聴率の14・2%を、0・8ポイント上回った。

今作は米倉自ら望んだ作品として注目を集めた。制作発表会見で米倉は「久しぶりに新しいキャラクターの名前を言うのは違和感がある」と話した。米倉にとっても久々の新作連ドラ。「久しぶりにスタート地点から新しいドラマを作っていくという体験をして、こんなに緊張するものか」と率直な心境を明かしている。

米倉演じる資格を剥奪された元弁護士の小鳥遊(たかなし)翔子が、弱小弁護士らを率いて大手弁護士事務所を相手に勝訴に向かって突き進んでいく物語。翔子率いる「京極法律事務所」のメンバーを林遣都、荒川良々、安達祐実、三浦翔平、勝村政信、高橋英樹、ライバルの大手事務所「Felix&Temma法律事務所」のメンバーを向井理、菜々緒、宮本茉由、小日向文世が演じる。

第1話は初回拡大スペシャルで放送された。翔子(米倉)は敗訴に沈む若手弁護士の青島圭太(林)やペーパー弁護士の京極雅彦(高橋)らに声を掛け、弁護士事務所を開設。最初の案件として痴漢冤罪(えんざい)事件を引き受ける。ゲストは児嶋一哉、山谷花純。