演歌歌手氷川きよし(41)が12日、東京・中央区の明治座で、座長公演昼の部終演後に、出身地の福岡県から「1日観光大使」に任命された。

これまでに、1日だけの「消防署長」(15年)「警察署長」(17年)「郵便局長」(17年)を務め、「ベストジーニスト」(05年)を受賞したことはあるが「観光大使」は初めて。

ステージ上で委嘱状を受け取った氷川は「18歳で上京し、離れてみて初めて故郷のよさが分かった」として、「ラーメン、さしみ…、福岡は何を食べてもうまかっ!しかも、安かけんっ」と福岡弁でアピールした。観光大使就任には「故郷への恩返しになる。うれしいです」と喜びを語った。

ステージを降りた後の取材では「福岡はうどんもおいしい」と熱弁。「最近、自宅の近くで店を見つけたけど、なくなってしまった。ゴボウの天ぷらうどんがお勧めです。1度食べてみてください」と訴えた。

今年の勝負曲「勝負の花道」が10万枚を突破している。2000年(平12)のデビュー以来、18年連続で出場中のNHK紅白歌合戦出場へ期待が高まるが、「応援をしてくれるファンやスタッフが喜んでくれる結果になればうれしい」と話した。