俳優西田敏行(70)が、ナレーションを務めるNHK大河ドラマ「西郷どん」(日曜午後8時)に、西郷隆盛の息子菊次郎役で、21日の放送から登場する。西田の大河出演は13作目。西田は主演鈴木亮平(35)と都内で会見を行い、出演への思いを語った。

菊次郎は、西郷の2番目の妻愛加那(二階堂ふみ)との間の息子。劇中、明治37年に京都市長に就任した菊次郎が同10年に亡くなった父を回顧する場面が織り込まれ、西田が登場する。

西田は出演依頼に「こういう形で出演するとは夢にも思ってなかった。びっくりした」と語った。同局はナレーションの言葉を発する人物設定も菊次郎としている。設定を知ったのは最近のようで「ふに落ちた。菊次郎の目線で、これまでを見返すと、うまくつながっている。はめられたが、気持ちのいいだまされ方」と語った。鈴木は「親に『気張れ、西郷どん』と言っていたのか」と笑った。