美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長(73)が、出身校の昭和大学医学部が一般入試で得点操作をしていた問題について、「不正ではない」とあらためて自身の考えを示した。

高須氏は16日更新のツイッターで、同大学が医学部一般入試の2次試験時、高校から提出される調査書の評価の中で現役と1浪の受験生に加算する得点操作をしたほか、同窓生の親族を優先させていた問題に言及。「医学部は医師になるための教育を受ける場です。いい素質を持った学生を鍛えて良い医者に育てるのですから学力に加え素質や心構えを重視するのが正しいです。医師になる心構えのない学生は研究者に向いています。医師免許はいりません。病人の役に立つ臨床医を育てるのが私立医学部の義務です」と持論を展開した。

その上で「今回の文部科学省の指摘ですが、僕は不正ではないと思います」と私見を述べ、「文部科学省が『不正だ』と言うから昭和大学執行部が『その認識はなかった』と言っているだけです」と解説した。

高須氏は7月、同大学医学部に“裏口入学”していたことを告白して物議をかもしたが、15日更新のツイッターでも「医師の家庭に育った学生は医師になる心構えができている。1次試験で学力がクリアーできているなら大学が見込んだ学生を選んでもいいではないか。昭和大学の現役国家試験合格率は100%だよ」と主張した。