佐々木蔵之介(50)主演のフジテレビ系連続ドラマ「黄昏流星群-人生折り返し、恋をした-」(木曜午後10時)の第2話が18日に放送される。人生の折り返し点が近づいた大人たちが、黄昏の空にきらめく流星のように最後の輝きを模索する大人の恋の物語。原作は1995年(平7)から「ビッグコミックオリジナル」(小学館)に連載されている弘兼憲史氏(71)の漫画「黄昏流星群」。

エリート銀行マン滝沢完治(佐々木)は、入社以来仕事一筋で支店長にまでなったが、予期せぬ左遷宣告を受けて単身スイス旅行へ。そこで目黒栞(黒木瞳=58)と出会い運命の恋に落ちる。一方、滝沢の妻の真璃子(中山美穂=48)は、娘の婚約者・日野春輝(藤井流星=25)と引かれ合っていく。

完治と恋に落ちる栞を演じる黒木は「大人たちが、人生を悩み、迷い、立ち止まり、そして恋をするというすてきな物語です。演じる役の女性を必死で追いかけようと思いました。大人の恋というか、普段はなかなか経験出来ないことなので(笑い)。毎回、しびれています。演じていても、蔵之介さん演じる完治に魅了されています。完治は家族を持っていて、私が演じる栞はあまり積極的に恋をできないという立場。ただ、大人になるほど恋愛感情はピュアになっていくと思うんです。そんな、純粋に人を好きになるという気持ちを、大切にしました」と話している。

第2話で、瀧沢(佐々木)はスイスで出会った栞(黒木)のことが忘れられずにいた。そんな時、出向先の荻野倉庫の食堂で働く栞と偶然再会。完治を見つけた途端に逃げ出す栞を引き留め「会いたかったです」と思わず口にしてしまう。既婚者である完治の言動に戸惑いを隠せない栞だったが、スイスで飛ばされた傘の代わりを買ったから送りたいと言われ、母が入居している施設の住所を書いたメモを渡した。

一方、真璃子(中山)は完治の浮気疑惑への憤りを抑えきれずにいた。そんな中、娘の恋人、日野(藤井)と鮮烈な出会いを果たす。美咲と完治に会う約束で自宅を訪れた春輝に、真璃子は庭の手入れ中にけがをした指の手当をしてもらったのだ。娘の恋人だと知りながらも、冷静で心優しい春輝に引かれてしまう自分にあきれる真璃子。その後、完治は仕事を理由に帰宅せず、春輝はまた出直すと瀧沢家をあとにした。美咲は仕事のことしか頭にない完治に怒り心頭、瀧沢家の中に溝が生まれ始める。

完治は正式に荻野倉庫への出向内示を受けたものの、真璃子と美咲には言えずにいた。思いに沈みながら、私物を整理していた完治に栞から電話が入る。傘のお礼を直接会って話したいと言われて、完治は舞い上がる。