女優安藤サクラ(32)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「まんぷく」(午前8時)の18日に放送された第16話の平均視聴率が23・6%(関東地区)だったことが19日、ビデオリサーチの調べで分かった。初回視聴率は23・8%を記録していた。

同ドラマは、インスタントラーメンを開発した日清食品創業者の安藤百福(ももふく)仁子(まさこ)夫妻をモデルに、戦前から高度経済成長時代の大阪で懸命に生き抜く夫婦の苦労と成功の「敗者復活の物語」が描かれる。

脚本は大河ドラマ「龍馬伝」や、ヒットドラマの「HERO」「ガリレオ」などを手がけた福田靖氏(55)、チーフ・プロデューサーは、福田氏と「龍馬伝」でもともに仕事をした真鍋斎氏(50)が担当する。

また全編ナレーションを女優芦田愛菜(14)が務め、DREAMS COME TRUEが朝ドラで初めて2度目(1992年放送の「ひらり」の「晴れたらいいね」以来で26年ぶり)の主題歌を担当する。

あらすじは、福子(安藤サクラ)は、萬平(長谷川博己)を助けだそうと友人の世良勝夫(桐谷健太)に頼むが断られ、さらに母の鈴(松坂慶子)には交際を反対され頭を悩ませる。そんな時、ホテルで開かれる商工会の会合に経済界で力を持つ三田村会長(橋爪功)が来ることを保科恵(橋本マナミ)から聞き、萬平を救ってもらえるように直談判しに行った。そこへあいさつに来た世良がやって来て、世良は成り行きから憲兵との交渉人に立候補した。

交際を反対する鈴は、後日、姉の香田克子(松下奈緒)と夫の忠彦(要潤)の家に行き、咲が夢枕で鈴を応援してくれている夢の事を話すと、克子と忠彦は逆に福子を信用していると告げ鈴を説得した、という内容だった。