ビートたけし(71)が、NHKでコント番組初出演を果たす。このほど、都内で特別番組「コントの日」(11月3日午後7時30分)の会見を行い、紅白歌合戦に匹敵する企画を展開する意向を示した。

たけしは「みんなが考えたネタでもあり、役者たちが力を入れてやったコント。毎年『コントの日』をやって紅白歌合戦のようなイベントになってほしい。芸人たちが、番組に出られることが1つのステータスになるような地盤を我々がつくれたら名誉なこと」と意気込みを語った。

さらに「他のコントの人、漫才の人も出たがると思う。本当に『第1回紅白歌合戦』みたいだと思うもの。俺は宮田輝(元NHKアナウンサーで紅白司会は通算15回)ということで」と内容に自信を見せた。

会見終盤にはNHKに対して要求も突きつけた。「NHKの入り口の前に私のブロンズ像を飾ってほしい。冬はサンタの格好。それ以外は小便小僧でいい。二宮金次郎のようにまきをしょってもいい」と笑わせた。

「お笑いは時代で進化するもの」という持論も展開した。「ついていけるように、じじいになってもやっていようと思う。あいつは面白いと落ち込むこともあるが、いいネタや切り口を教えてもらった、勉強になる、と思う今日この頃です」と真顔で語った。

番組内では、架空の団体である日本コント協会会長の設定。官房長官を演じ、共演のお笑いタレントらと新元号発表コントなどを披露する。共演は劇団ひとり、渡辺直美、サンドウィッチマン、東京03、ロッチ、新川優愛ら。