美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長(73)が、全日本実業団対抗女子駅伝予選会で、岩谷産業の第2区・飯田怜(19)が残り約200メートルで走ることができなくなり、四つんばいになってたすきを渡したことについて、「僕なら選手の闘志を尊重してドクターストップはしない」との考えを示した。

高須氏はテレビでレースの模様を見ていたという。脛骨(けいこつ)の疲労骨折だと視診でわかったそうだが、22日にツイッターで「選手本人に闘志があれば、僕はドクターストップしません」とつづり、「選手の精神力と義務を果たす姿勢に敬意を表します」とたたえた。

続けて「脛骨の疲労性骨折なら選手の意思ではってリレーの目標を目指すのは悪くない。整形外科のドクターが診察すれば視診と触診で瞬時に判断できる。僕なら選手の闘志を尊重してドクターストップはしない」と持論を展開。飯田が四つんばいでたすきをつないだことは「美談」だとし、「レースをあきらめず全力を尽くす姿勢は感動的です」との思いをつづった。