公演ドタキャン騒動を起こした歌手沢田研二(70)が23日、兵庫・あましんアルカイックホールで全国ツアー「70YEARS LIVE OLD GUYS ROCK」を開催した。21日の大阪狭山市のSAYAKAホールに続き、2公演連続でファンに謝罪した。

17日にさいたまスーパーアリーナで開催予定だった公演を客席の空席が目立つとして、急きょ中止した沢田は、21日に大阪狭山市のSAYAKAホールで騒動後初の公演を行い、「僕はやっかいな人間」「不快な思いをさせた」とファンに謝罪した。

この日の兵庫・尼崎公演のライブを鑑賞したファンによると、2曲目の「彼女はデリケート」を歌い終えると、沢田は「今回はみなさんに心配をおかけしました」と謝罪した。ファンからは「頑張って~」「もういいよ~」などの声援が飛ぶと、公演ドタキャン騒動について「けがとか病気で倒れたと心配をおかけしたかもしれませんが、身体は元気です」と話し、「ちょっと頭が…」と頭の上にコブシを持っていきジャンケンの「パー」のポーズを見せた。

トークでは「80歳まで歌っていいかな」「みんな、ついてきてくれるかな」と語りかけたという。

ファン歴40年以上の兵庫県加古川市の女性(53)は「声量もバッチリだったし、いつも通りのジュリーだった。どんなことがあってもジュリーはジュリー」と満足そうにうなずいた。

同ツアーは沢田の古希を記念したもので、7月6日の東京・日本武道館から来年1月21日の同所での千秋楽まで全66公演を予定している。