乃木坂46の生田絵梨花(21)が27日、東京国際フォーラムで行われた井上芳雄(39)のコンサートにゲスト出演した。

ライブ前半では乃木坂46の「きっかけ」を井上とデュエットした。後半には、ミュージカル「レ・ミゼラブル」の楽曲「プリュメ街」を井上、田代万里生(34)と3人で披露し、ミュージカル「モーツァルト!」の楽曲「愛していれば分かり合える」を再び井上とデュエットした。

生田は今年5月から上演されたミュージカル「モーツァルト!」にコンスタンツェ役で出演。14年公演まで主人公のヴォルフガング役で出演していた井上から「僕はもう卒業しちゃったから。レジェンドの僕と、一緒にできなかったんだよね」と言われ、「そうなんです!」と返した。「愛していれば分かり合える」を歌い終えると、「さすがレジェンドという感じで、リードしていただきました」と笑った。井上は「歌いながら、随分若い妻をもらったもんだと思っていました」と話し、笑いを誘っていた。

井上から「僕も今年の『モーツァルト!』見させていただきましたけど、すてきなコンスタンツェでした。また次もできると思いますよ」と褒められると、「えっ、できますかね?」と尋ねた。井上から「まだまだできます! いくらでもできると思います!」と太鼓判を押され、「ありがとうございます!」と喜んでいた。

来年1月上演の井上の主演ミュージカル「ナターシャ・ピエール・アンド・ザ・グレート・コメット・オブ・1812」に出演する。井上から「いい年明けにしましょうね!」と声を掛けられ、「はい!」と笑顔で返していた。拍手を浴びながら小走りで舞台袖に退場すると、ステージに残った井上は「まるで草原を走っていくように去っていきましたね。あれが本物のアイドルなんだろうな…」とうなずいていた。

終演後は井上ともに生田と田代も取材に応じた。井上は、生田の印象について「頭のいい方なんだと思いました。アイドルだし、いろんな場面に適応しなきゃいけないと思うんですけど、その経験がいきているのかな、と。その上で音楽的な素養もあるというのは、無敵なんじゃないかなと思います」と絶賛した。

さらに「これからさらにすてきになられるでしょうけど、走り方を見て、無邪気なんだなと思いました。いろんな要素を持ってるし、それが全部ひっくるめて無邪気の中にある。そこがすてきなんじゃないかなと思います」と褒めちぎった。

生田は「芳雄さんは、私のブラックな部分を引き出そうとしてくるんです。アイドルとして、バリアーを張っています」と笑った。田代から「ブラックなアイドルもいますけどね?」と聞かれると、生田は「私、ブラックではないので」とガード。井上から「確かに、まだブラックなアイドルな部分を切り売りしなくてもいいからね。そのままで十分だから。そろそろブラックな部分を出さなきゃやっていけないわ、って思ったら、その時は呼んでください。力になりますから!」と「あはは! はい!」と笑っていた。

ライブの後半には、井上と今年7月上演のミュージカル「ナイツ・テイル-騎士物語-」で共演していたKinKi Kids堂本光一(39)と上白石萌音(20)が、客席から呼び込まれ、サプライズでステージに登場する一幕も。堂本は井上と抱擁を交わし、「ナイツ・テイル」の劇中歌を披露。大歓声を浴びていた。