乃木坂46高山一実(24)が、小説家デビューすることが2日、分かった。今月28日に著書「トラペジウム」(KADOKAWA)を発売する。グループ初の小説家が誕生する。

同作は、高山が雑誌「ダ・ヴィンチ」に16年5月号から今年9月号まで連載した、アイドルを目指す少女の10年間を描いた青春小説。単行本化にあたり、大幅に加筆修正した。芥川賞作家の中村文則氏が「これは一つの青春の終わりから、次の青春へ向かう物語」、羽田圭介氏も「読み始めてすぐ、油断ならない小説だと感じた。これをいきなり書けるのはすごい」などと帯にコメントを寄せた。

高山は11年8月加入の1期生。バラエティー番組などで活躍する傍ら、「2年半の間バッグには常に原稿が入っていました」という。「夢を与える職業と言われているアイドル。『小説』は、その夢の与え方がずっと分からなかった私が、やっと見つけた可能性です。どうか読んでくださった方の未来を照らす作品となりますように」と話した。