菅田将暉(25)永野芽郁(19)が日本テレビ系1月新・日曜ドラマ「3年A組-今から皆さんは、人質です-」で共演することが12日、分かった。2人の共演は17年4月公開の映画「帝一の國」以来となる。

菅田は主人公で2年前に赴任してきた美術教師の柊一颯(ひいらぎ・いぶき)、永野は女子高生の茅野さくら(かやの・さくら)を演じる。

「今から皆さんは、……僕の人質です」。卒業10日前、柊は突然そう宣言する。この瞬間から“最後の授業”が始まる。それは、数カ月間に自ら命を絶った「ある1人の生徒の、死の真相について」だった。29人の生徒はそれまで自らふたをして、目を背けてきた真実と向き合うことになる。謎の事件と連鎖的に絡み合う柊の“最後の授業”。この真実を知るまで誰も卒業できない、という学園ミステリーだ。

菅田は高校時代、実際に教師になりたかった。「数学の先生になりたかったんです。単純にその時得意なのが数学しかなかった」。同作はそんな菅田の話を聞き、脚本家が菅田のために書き下ろしたオリジナルストーリー作品だ。役作りについて、「今の動いている学校にもいきたいと思っています。僕が高校生だったころと変わっているでしょうから、そこをリサーチしているところです」。

永野は役作りのため、「髪を切ります。肩くらいのボブに。15センチくらい切ります」と宣言した。永野が演じるさくらは「自分の素の部分とは大きく違う内向的な性格」で、他人の目を気にして自分を演じてきた女子高生という設定だ。「1つのクラスの学園ものは初めてなんです。だから同世代の人とこれだけ一緒にいることがないので、そこに緊張はありますけど、できるだけ等身大でいられるように頑張ろうと思います」。

物語は基本的に、1話1日で進んでいく。菅田は「個人的には3年A組があって、その周りの社会があって、それをテレビで見ている人たちがいて、そこまで含めて舞台だと思っています。そこが“異色”と呼ばれればいいなと思います」と話した。

菅田は「ドラマの好きな所はスピード感。オンエア時にはまだ作っていて、その反響を加味しながら作れる。しかも、このドラマはほぼ1日1話で描いていくので、そこにはライブな熱量があると思います。見ている人がなにか楽しみだなとか、どうなるのかなというような時間を作れればと思います」。永野は「若い世代の人たちは今の自分と重ねながら見られるし、大人たちは過去を思い返して、自分がどうしてこの立場にいるのかを考えられる作品だと思います。見る人によって違ったメッセージを届けられる作品だと思うので、楽しみにしていてください」とアピールした。