14日に放送された日本テレビ系連続ドラマ「獣になれない私たち」(水曜、午後10時)の第6話視聴率が10・0%(関東地区)だったことが15日、ビデオリサーチの調べで分かった。

第1話視聴率は11・5%第2話は8・5%、第3話は8・1%、第4話はプロ野球日本シリーズ延長による1時間15分の遅れの影響もあってか6・7%だったが、第5話は8・3%となった。

同作は、新垣結衣(30)演じる、誰からも愛される女性だが、身も心もすり減らしている深海晶と、松田龍平(35)演じる、一見人当たりがよく女にもモテるが、実は毒舌男の根元恒星が、赤の他人だからこそ本音でぶつかり合う中で、傷つきながら自分らしく踏み出す姿を描くドラマだ。

晶の恋人、花井京谷を田中圭(34)、京谷の母、千春を田中美佐子(58)、恒星の元恋人、橘呉羽を菊地凛子(37)、2人がいきつけのクラフトビールバー「5tap」のマスター、タクラマカン斎藤を松尾貴史(58)、晶が勤めるEC制作会社の社長、九十九剣児を山内圭哉(46)が演じている。京谷の家に居座る元カノ長門朱里を黒木華が演じる。

第6話は、晶と恒星のキスを目撃した呉羽と三郎(一ノ瀬ワタル)は、そのまま5tapで飲む。2人のキスを見ても上機嫌の呉羽は、夫である橘カイジのパーティーに行こうと誘うが、恒星は晶との約束があると断る。だが、カイジのことが気になる恒星は、パーティーの様子を三郎から聞こうとするが、肝心なことがわからない。だが三郎から、呉羽とカイジの結婚が「偽装結婚」だと話していたことを聞く。

一方、京谷は朱里が居座り続けるマンションからついに逃げ出したが、恒星とのキスを見てしまったため晶に告げられないままだった。

朱里は部屋に残された京谷の荷物から、晶からきていた年賀状を見つける。その住所に向かう途中、ふらっと5tapに立ち寄る。そこには恒星とタクラマカン斎藤が話し込んでおり、なぜか朱里も一緒に飲み始めるが、そこに晶が現れる。朱里はばれずに抜け出したと思っていたが、晶にはばれていた。

京谷が勤めるデベロッパーのECサイトを晶が勤めるTCJで制作することになり、会合が行われる。その会合で、京谷と晶は再会する。会合終わりで呉羽を訪れた晶は、呉羽の隠された秘密を聞く。だが、呉羽の店を訪れていた恒星もその話を聞いてしまう、という内容だった。