映画監督の岩井俊二氏(55)が16日、都内で映画「Last Letter」(来年公開)の原作小説「ラストレター」発売記念トークイベントを行った。

友人の脚本家の北川悦吏子氏(56)がゲスト出演。岩井氏は北川氏が手掛けたNHK連続テレビ小説「半分、青い。」について言及した。「北川さんは体調の問題もあったから心配していました。執筆だけでも大変なのに、ツイッターが炎上するまでになって。大丈夫と思いました。心配して損しました。パワフル。エネルギッシュだなと」と冗談交じりに明かした。

もちろん、「半分-」を全話見ていたといい「実感を込めて書いていた。物語に逃げないのが彼女のスタイル。北川さんは物語と一体だから、物議を醸すこともありますが、最後まで貫徹した。すがすがしかったと思います」と絶賛した。

一方、北川は「半分-」について「3日に1本、完成しないといけない。最大限何かできることをしなきゃと。それが1年半続いた感じでした。3日に1本って、完全ブラックじゃないですか。殺人行為だよ」と、しみじみと振り返った。

さらに、ツイート炎上について「やってられないですよ。あんな目に遭うなんて」とポツリ。「最初は『朝ドラ、ちょろい』と言っていたけど、100回超えたころから、本当に苦しかったです。夢遊病になったしね。夜中に勝手に起き始めて、フライパンで料理して」と告白した。