桑田佳祐(62)が17日、TOKYO FM「桑田佳祐のやさしい夜遊び」(毎週土曜11時)で、前日16日に営まれた漫画家さくらももこさん(享年53)をしのぶ「ありがとうの会」について触れた。桑田は12年から5年半「ちびまる子ちゃん」のエンディングテーマだった「100万年の幸せ!!」を献歌として、ギターを弾きながら生歌唱した。

桑田は「自分の中にさくらももこさん、ちびまる子がすごい棲んでいるんだよね。『100万-』という曲はさくらももこさんからのプレゼントだと思っている」と明かした。さらに「53歳。若いよなって。いろいろなことを考えさせていただいた」とつぶやいた。また「もっとコンパクトな会だと思っていたから。和田アキ子さんとかみんないらっしゃって。あんなにテレビでやるとは思わなかった」と、参列者、報道陣の多さにも驚いた。

桑田は同曲の作曲と歌を担当。桑田のファンだったさくらさんから歌詞と題名がつづられた手紙で、作曲、歌のオファーを受けたことがきっかけだった。シャイな桑田は「ありがとうの会」で、「歌詞指定かよ…。すごいなぁと思いました」とあえてぶっきらぼうに言いつつも「ダメだったら断ってくださいと、手紙に書いてありましたが、断れません」と制作秘話を明かした。リスナーから「歌詞指定かよ…」について触れられたものの、「昨日、ごあいさつさせていただいたんですね」とだけ話し、特に言及しなかった。

最後に「あらためてご冥福をお祈りします。ありがとう。朝から歌っちゃってごめんなさい。あまり声が出なくて。ヘタクソな歌を歌ってごめんなさい」と話した後「100万-」をかけた。同曲終了後には「(さくらさんに)会いたくなってきちゃった」としみじみと言った。